ハノイ市ロンビエン区保健予防センターのグエン・ティ・トゥイ所長はこのほど、韓国LG社製のB型肝炎ワクチンの使用を停止するよう文書で通告した。これは、同ワクチン接種後に乳児が死亡したことを受けての措置で、対象となるのは同社製のワクチン「Euvax B(ロットナンバーUVX 06007、使用期限2009年2月27日)」。同じロットナンバーのワクチン接種を受けた乳児の健康状態についての報告も求めている。
生後1カ月半のグエン・ゴック・ミンちゃんは4日に同区の保健所でこのワクチンを接種した。その直後からミンちゃんはけいれん状態になり、同日午後2時ごろ死亡した。ハノイではB型肝炎ワクチンによる死亡例は初めてだが、全国では2007年4月からこれまでに同種のワクチン接種が原因で5人の子どもが死亡している。