ホーチミン市台風洪水防止指揮委員会は13日、同市に台風が上陸した場合の住民の避難場所や避難の必要がある住民の人数について発表した。
それによると、同市内の24ある区・郡のうち、21の区・郡(10区・12区・ビンタイン区はまだ報告がないため含まない)で避難する必要のある住民は17万1786世帯(68万6573人)に達するという。避難は同じ地区内か近隣地区への移動で済む場合がほとんどだが、カンゾー郡タインアン島では同郡カンタイン町への避難が必要になる。
同委員会によると、過去10年間に同市は2つの台風の直撃を受けた。1997年11月の台風5号(リンダ)と2006年12月の台風9号(ドリアン)で、カンゾー郡が最も大きな被害を受けている。これらの台風による被害額は1160億ドン(7億円)に達した。