ベトナム国立水文気象予報センターによると、南シナ海で発達していた熱帯低気圧がベトナム現地時間2日夜に台風2号(アジア名:ムーン、日本では台風4号)に変わった。このままいくと、4日朝にも東北部地方クアンニン省から紅河デルタ地方ハイフォン市にかけての沿岸部に接近する見通し。
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日本の気象庁が発表したデータによると、ベトナム現地時間3日午前7時の時点で台風2号は海南島付近を1時間に20kmの速さで西北西へ進んでおり、中心気圧994hPa、最大風速18m/s、最大瞬間風速25m/sとなっている。台風2号は西北西へ進み、5日午前7時ごろまでに熱帯低気圧に変わる予報となっている。
台風2号の影響により、2日から5日にかけてベトナム北部および北中部、中部の各省・市では激しい雨が降ると予想される。
このところ、中部の各地では長期にわたる熱波の影響で土壌が干上がり、山火事も起きている。気象予報センターは、こうした地域の広範囲で大雨が降ると鉄砲水や洪水、土石流が発生する可能性が高まるとして、注意を呼び掛けている。