ベトナム水産輸出加工協会(VASEP)はこのほど、日本の厚生労働省医薬食品局からベトナム産水産食品に対する検査命令実施の通知を受けたと明らかにした。日本国内で赤痢菌による食中毒事件が複数件発生し、いずれの場合もベトナムの業者「ドンドンハイ(イースタンシー)社」が輸出した冷凍イカが共通の食材だったことが判明したことを受けた措置。これにより日本の輸入業者は、イースタンシー社が製造または輸出した水産食品の全量検査を実施しなくてはならないほか、ベトナムの他の輸出業者の水産食品についても30%を検査しなくてはならない。