住友林業(東京都千代田区)は25日、ベトナムに住友林業グループの100%出資子会社を設立し、家具などに使用する木質ボードの代表的商品であるパーティクルボード(PB)の製造事業を開始すると発表した。メコンデルタ地方ロンアン省に来年3月をめどに子会社を設立する予定。資本金は4500万米ドル(約41億円)で、出資比率は住友林業50%、シンガポール住友林業50%。
工場は来年6月に着工し、2012年4月に商業生産を開始する予定。2013年にはPB素板25万立方メートルを生産する計画で、ベトナムのPB市場で高いシェアの獲得を目指す。