- オフィスビル「大成スクエア・ハノイ」
- 国際開発事業のフラッグシップの位置付け
- グリーンビルディング認証システム取得
大成建設株式会社(東京都新宿区)は9月、ベトナム現地法人の大成デベロップメント・ハノイ(Taisei Development Hanoi、ハノイ市)を通じてハノイ市カウザイ区で開発を進めていたオフィスビル「大成スクエア・ハノイ(TAISEI SQUARE HANOI)」を開業した。
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同事業は、大成建設における国際開発事業のフラッグシップとして位置付けている。事業主は大成デベロップメント・ハノイ、設計・施工はビナタ・インターナショナル(VINATA INTERNATIONAL)が担当し、投資・開発、設計・施工から運営まで大成建設グループで担っている。
また、ベトナムにおいて快適かつ環境にも配慮した日本品質のワークプレイスの提供を目指し、ハノイ市西部エリアの賃貸オフィスビルとして初めてとなるグリーンビルディング認証システム「LEED」も取得した。
「大成スクエア・ハノイ」は地下4階・地上20階建てで、延床面積は約4万5500m2。1~2階が店舗、3~20階がオフィス、地下1~4階が駐車場となっている。2021年11月に着工、2024年5月に竣工した。
また、大和ハウス工業株式会社(大阪府大阪市)と大成建設が共同で手掛けたホテル兼サービスアパートメント「ロイジェントパークスハノイ(Roygent Parks Hanoi)」が隣接している。
商業テナントとしては、スウェーデン発で世界展開するカフェ「ウェインズ・コーヒー(Wayne’s Coffee)」が営業を開始したほか、日系ピザレストラン「ピザフォーピース(Pizza 4P’s)」も間もなく営業を開始する予定だ。