丸紅株式会社(東京都千代田区)と静岡県浜松市は、浜松市内企業の海外における事業展開を支援することに合意した。

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　同協定は、丸紅がアジア地域で展開する工業団地に浜松市内の企業が入居する際に優遇措置を講じるほか、セミナー開催や相談などを通じて進出支援を行うもの。

　これは、製造業の海外進出を目的として工業団地入居に優遇措置を講じる自治体との協定で、丸紅にとっては2023年6月に愛知県と締結した協定に次いで2件目となる。

　ベトナムでは、東北部地方クアンニン省のアマタシティ・ハロン工業団地と、東南部地方ドンナイ省のアマタシティ・ロンタイン工業団地が優遇の対象となり、いずれも入居開始後の管理費を6か月間無料とする。

　丸紅は、海外需要を取り込み、事業の活性化を図る浜松市内企業の海外進出と、進出先の経済・産業の発展に貢献していきたい考えだ。

　なお、丸紅は2024年にアマタシティ・ハロン工業団地に出資参画したほか、2025年にはアマタシティ・ロンタイン工業団地についても販売協力を開始している。