愛知県は、県内企業の海外展開に資するため、丸紅株式会社(東京都千代田区)との間で海外工業団地の優遇措置に関する協定を2023年6月に締結した。このほど、東北部地方クアンニン省のアマタシティ・ハロン工業団地を優遇措置の対象として追加し、21日に協定を更新した。

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　優遇対象工業団地は、インドネシアのMM2100工業団地と、ベトナムのアマタシティ・ハロン工業団地。協力対象工業団地は、同2工業団地を含む、丸紅がアジア地域で展開する工業団地。

　協定の主な内容は、◇優遇措置(費用の軽減など)の供与に関すること、◇県主催セミナーへの講師派遣や県内企業による視察への対応に関すること、◇県内企業への「愛知県サポートデスク」の紹介に関することとなる。

　また、愛知県は、今回の協定更新で新たに対象となったアマタシティ・ハロン工業団地のあるベトナム北部に焦点を当て、最新経済・ビジネス環境や現地工業団地を紹介するベトナム進出支援セミナー「製造業の進出先として注目されるベトナム～著しい発展が見込まれる同国北部に焦点を当てて～」を9月19日(木)に対面(あいち国際ビジネス支援センターセミナールーム)とオンライン(Zoom)のハイブリッド形式で開催する。

　セミナーでは、ベトナム北部の経済・ビジネス環境や外資による投資傾向、ベトナム北部における日系製造業の操業環境についての講演を予定している。定員は対面が70人、オンラインが100人。参加費無料。セミナーの詳細および申し込み方法などは愛知県のウェブサイトを参照。申し込み締め切りは9月17日(火)17時00分(定員になり次第、締切)。