クイニョンで発見された戦車の残骸、内部から弾薬や骨の破片も発見

2026/05/06 05:10 JST配信

 南中部地方ザライ省軍事司令部は4日、クイニョン街区(旧ビンディン省)のクイニョンビーチで引き揚げられた戦車の残骸について、破損が激しく展示に向けた復元は不可能だと明らかにした。引き揚げ作業の際には、戦車内から銃弾や骨の破片なども発見されている。

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復元は不可能、規定に従い処理へ

 当局によると、50年以上砂と海水に埋もれていた戦車は砲塔が失われ、激しく腐食しており、金属フレームと歯車しか残っていない。サイズは幅約3m、高さ2.7m、長さ約6mで、種類や部隊番号の特定には至っていない。

 初期の痕跡から、1975年3月31日の撤退時に破壊された南ベトナム軍第22師団のものと推測されているが、確証はないという。当局は今後、規定に従って残骸を処理する方針だ。

内部から兵器や骨の破片を発見

 4月29日午後に行われた引き揚げ作業では、戦車の内部から砂や泥とともに、壊れたAR-15ライフル、120mm砲弾、14.5mm弾、12.7mm弾などの兵器や個人の所持品が発見された。

 また、骨の破片やステンレス製のネックレス、靴も見つかった。兵器類は安全を確保した上で処分され、遺物や骨の破片は適切に保管される。

過去にも戦車が引き揚げ

 この戦車の残骸は、4月17日に地元住民がビーチをジョギングしている際に、砂浜から突き出ているのを発見したもの。この地域はかつて南ベトナム軍の兵営があり、1975年の撤退時に多くの戦車や兵器が海岸に放棄された。

 クイニョンビーチでは2007年にも戦車2両が引き揚げられており、現在は旧ビンディン省(現在のザライ省)軍事司令部の伝統館で展示されている。


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