ザライ省:クイニョンビーチで戦車の残骸が露出、引き揚げを計画

2026/04/24 04:41 JST配信

 南中部地方ザライ省軍事指揮部は22日、クイニョン街区(旧ビンディン省)のクイニョンビーチで発見された戦車の残骸と思われる物体の位置を調査・確認するとともに、現場を保存するよう同街区軍事指揮委員会に指示した。

(C) thanhnien
(C) thanhnien

 当局は、この物体はベトナム戦争時に南ベトナム軍が海路で撤退する際に残した戦車の残骸の可能性が高いとみている。現在、安全確保と観光地であるビーチの早期解放に向けて、正確な位置の特定や現場の保存、残骸の引き揚げ計画の策定に取り組んでいる。

 現場での観察によると、露出した部分は戦車のキャタピラに似た形状をしており、長期間海水に浸かっていたため激しくさび付いている。米軍が使用していた戦車「M41」の部品の可能性を指摘する声もある。

 タインニエン(Thanh Nien)紙の報道によると、クイニョン街区在住のルオン・クオック・クオンさん(男性・31歳)が17日午後、クイニョンビーチ沿いのスアンジエウ通りをジョギング中に、砂浜から突き出た長方形の物体を発見した。

 当初は波で露出したマンホールの蓋かと思ったが、近づいてみると古い戦車の残骸だと気づき、写真を撮ってソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿した。

 クオンさんによると、この戦車は砲塔がなく、全体が激しくさび付き、青苔に覆われていた。17日の干潮時に短時間だけ姿を現し、翌日には再び海水に沈んで見えなくなったという。

 地元住民によると、この地域はかつて南ベトナム軍の兵営であり、1975年3月の撤退時に多くの戦車や兵器が海岸に放棄された。クイニョンビーチでは2007年にも戦車2両の残骸が発見され、引き揚げられており、現在は旧ビンディン省(現在のザライ省)軍事指揮部の伝統館で展示されている。

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