9日午前5時ごろ、北中部ゲアン省コンクオン郡のグエン・スアン・ホアさん宅で爆発が起こり、ホアさんの娘のグエン・ティ・ハーさん(25歳)とハーさんの恋人で爆弾を仕掛けた張本人である地元小学校教諭のブー・バン・ハイ(27歳)容疑者の2人が死亡した。
事件当時、ホアさん夫妻とハーさんの祖母は市場に仕事に出かけた後で、ホアさん宅では、亡くなったハーさんと妹のヒエンさんとフエンさんの3姉妹が同じベッドで寝ていた。ヒエンさんの話では、午前5時ごろにハイ容疑者が家に押し入って来てハーさんを押さえつけた。ハーさんがレイプされると思ったヒエンさんとフエンさんがあわてて近所に助けを呼びに行き、隣人と一緒に戻ってきたところでちょうど爆発が起こったという。この爆弾はハイ容疑者の手製の物と見られている。
ハイ容疑者は事件の数日前、自分の母親と会って結納について相談するよう持ち掛けたが断られたため、ハーさんにうらみを抱いていたとされている。ハーさんの家族は、ハイ容疑者が再三にわたりもし結婚しないのなら一緒に死ぬしかないと脅迫する電話をかけてきていたと証言している。