メコンデルタ地方アンザン省人民裁判所は10月30日、同省アンフー郡在住のレ・ティ・ヒュー(61歳・女)被告とグエン・ティ・ケン(41歳・女)被告に女性および子供の人身売買罪でそれぞれ懲役15年と懲役6年の判決を出した。
ヒュー被告は2001年から今年1月までの間に、良い働き口を紹介すると言ってだまし、女性4人をフエという女が経営するカンボジアの売春宿に送り込んでいた。このうち、最初の被害者である22歳の女性はヒュー被告の実の娘で、同被告は見返りに100米ドル(約1万1500円)と30万ドン(約2200円)を手にしていた。
ヒュー被告と同じ村に住むケン被告も実の娘をカンボジアの売春宿に売り飛ばす計画を立て、娘は処女だからと金額の上積みをヒュー被告に要求していたことが分かっている。