ののしられた被害者を取り調べ 加害者は放置

2009/10/27 07:37 JST配信

 メコンデルタ地方バクリエウ省フオックロン郡では、同僚らの面前で侮辱的な言葉を浴びせられた女性が警察の取り調べを受ける一方、侮辱した女性には何のおとがめもなしという事態となっている。

 同郡のビンタイン中学校の女性教諭ラム・トゥー・マンさんが14日午後5時半ごろ自宅に同僚らを招いて夕食を楽しんでいたところ、近くの町に住むレ・ティ・トゥイという女が乱入しマンさんが自分の夫と不倫関係にあると騒ぎ立てた。トゥイはマンさんの夫カイさんにも言いがかりを付け両者はもみ合いとなったが、周囲の仲裁によってトゥイはいったん引き上げていった。しかしトゥイは15分後に再び姿を現し、トゥイの息子もこん棒を持って乱入してきた。マンさん宅は混乱状態となったが、周囲の協力でトゥイと息子は帰って行った。

 ところが約20分後に今度はフオックロン郡警察のジープが現れ、マンさんとカイさんを警察署まで連行する事態となった。カイさんは数時間後に解放されたが、マンさんは携帯電話のSIMカード2枚を押収されたうえ、大声でのののしり合いによって社会秩序を乱したとして身柄を24時間拘束されることになった。マンさんは翌15日の午後3時に解放されたが、警察はトゥイさん宅の家宅捜索を行いカイさんのSIMカード2枚を押収した。

 マンさん宅に居合わせたビンタイン中学校のホー・タイン・ザン副校長は、「トゥイはこれまでに少なくとも3回学校を訪れ、教員や生徒の面前でマンさんを侮辱する騒ぎを起こしているが、警察は何の対応もしていない。被害を受けた側が拘束され家宅捜索までされているのに、加害者側はおとがめなしというのは納得できない」と話している。

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