8日夜、ホーチミン市1区コーザン地区と東西大通りとホーハオホン通りを舞台に、2組のグループによる借金取り立てをめぐる抗争事件が起きた。男らは日本刀を振りかざし、短銃を2発発砲するなど、やくざ映画さながらの光景が展開した。
同市警察は9日午後までに、この事件に関与した5人を逮捕した。警察の調べによると、グエン・ティン・チュン容疑者(23歳・男)はサッカーとばくに負け、1億2000万ドン(約57万円)の借金を負っていた。グエン・バン・ホアン容疑者(31歳・男)とギエン・ベト・ホア容疑者(23歳・男)のグループ(4人)はチュンの借金を回収しに、8日午後8時半ごろ東西大通りとホーハオホン通りの交差点に出向きチュンに返済を要求。しかしチュンのグループ(5人)は日本刀でホアンの指を切断、これに対抗してホアンは短銃を取り出しチュンのグループに向けて発砲した。銃弾は大衆食堂のプラスチック製ケースに命中した。
この後地元警察が動き出したことが分かり、両グループは武器を捨てて逃走した。警察はその夜のうちにホアンを逮捕し、病院に収容した。ホアは運河に飛び込んで逃げようとしたところを群集らに取り押さえられた。幸いこの事件による一般人への被害はなかった。