15日未明、ホーチミン市クチ郡のフオックヒエップ・ワニ養殖場で300匹のワニが盗まれる事件が起きた。この養殖場では19カ所のおりで約1700匹のワニを飼育している。
オーナーのタン・トーさん(58歳・男性)によると、14日午後8時ごろ場内を見回りした後に見張り台に上ったが、午後11時ごろから眠ってしまったという。翌朝早朝に検査したところ、2カ所のおりの金網が破られて合計約300匹のワニ(1匹当たりの重さは4~6キログラム)がいなくなってることが分かった。被害額は約3億ドン(約146万円)に上る。
周辺住民は13日と14日の夜、この養殖場の近くの路上で不審な1.5トントラックとバイク2台が駐車しているのを目撃している。警察は現場に残された遺留品や人の血液などを手掛かりに捜査を行っている。
トーさんによると、養殖場が盗難被害に遭ったのはこれが3回目。6年前にもワニ70匹余りとスッポン300匹を盗まれたことがあるという。