東南部ビンズオン省消防警察は7日、消防警察に嘘の通報を繰り返した揚句に金を要求した12歳の少年に対する処分を検討中だと明らかにした。
同省消防警察の緊急通報用電話番号「114番」には5月19日から連続して少年と思われる人物から火事の通報があった。いずれも同じ携帯電話番号からの通報で、火事の事実はなかった。少年はさらに、電話をやめさせたければ100万ドン(約4800円)を支払うよう要求したが、実際の受け渡しには至らなかった。
消防警察は消防業務に支障が生ずる恐れがあるとして、同省トゥーザウモット町警察と協力して携帯電話の発信地を突き止め、同月28日、嘘の通報を繰り返していたのは同省ベンカット郡フーアン村在住の少年H(12歳)だと断定した。少年は10日間に280回通報していた。
規定によると、この場合500万ドン(約2万4000円)の罰金が科せられることになるが、消防当局は少年の家庭の経済状況を考慮して、少年を地元での教育に委ねる方針。少年は小学1年生の課程を修了しておらず、文字を読めないという。