- ソファの上に女性遺体、死後1年以上経過
- 22年末から水道や電気供給がストップ
- SNSでミイラ化した女性遺体の写真流出
4月26日午後にハノイ市ナムトゥーリエム区タイモー街区(phuong Tay Mo)にあるマンションの一室のソファの上で女性のミイラ化した遺体が見つかった件で、地元警察は現場から女性のものと思われる携帯電話を発見したと明らかにした。
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同街区人民委員会によると、女性の遺体は警察によって回収された後、葬儀のため、家族に引き渡された。これに先立ち、親族が行方不明だった女性の捜索願を出しており、当局が調査の結果、問題のマンションにいる可能性が高いとみて捜索したところ、死後1年以上経過した女性の遺体を発見した。
マンション管理委員会の発表では、この部屋の住人は水道代や光熱費などを滞納していたため、管理委員会が2022年末から水道や電気の供給を止めていた。また警察は、遺体発見時に携帯電話も見つけていたが、SIMカードは抜き取られていた。家具や衣類などはきれいに片づけられており、荒らされた痕跡はなかった。
このマンションには数万戸もの部屋があるが、住人がいる部屋が少なかったため、マンション内は人の出入りも少なかった。また、特別な理由がない限り、警備員や管理委員会が住人の部屋に立ち入ることは許されていないため、遺体発見が遅れたと見られる。
遺体発見後、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)では、女性のミイラ化した遺体の写真が流出したほか、問題の部屋から2022年5月ごろに言い争う声が聞こえたなど様々な噂が流れた。