12月4日開催｜【日本人が知らない】ベトナム市場の真実と日系企業の経営課題... (PR)

　ホーチミン市人民裁判所で26日、ベトナム史上最強の暴力集団と恐れられ、2001年に逮捕されたナムカムことチュン・バン・カム率いる暗黒団ナンバー２のグエン・バン・トー、通称「トー大尉」の公判が始まった。

　初日の公判では、2000年1月に警察官2人を殺害した事件に関連する陳述を行なった。それによると、トー被告は事件後ボスであるナムカムから事件を粉飾するよう命令を受け、同市公安捜査警察局・副局長と同市4区検察院・院長に起訴の罪状内容の粉飾を依頼、これにより殺人罪から公共秩序違反へと大幅に罪が軽減された。

　その後、トー被告は当時4区検察院院長であったグエン・バン・タイン（収賄罪で起訴済）に「お礼の品」を届けた。以下はそのやり取りである。トー「このたびはお世話になりました。（2,000米ドル差し出す)」、タイン「なんだこれっぽっちか。もっと持ってこいよ」。このように言われたトーはその後さらに2,000米ドルをタインに渡したと供述している。公判は27日も引き続き行なわれる。