キエンザン省人民委員会はこのほど、同省フーコック島の電力不足問題を解決するため、海底に送電線を敷設し、フーコック島から40km離れた本土のハーティエン市から電気を供給することを決定、関係文書を政府に提出した。本土からの送電のほかにも、本土から天然ガスをパイプラインで送り、フーコック島内に建設する発電所で火力発電を行う方法も併用する。このプロジェクトの予算は約2400万米ドル(27億6000万円)。
フーコック島はリゾート地として、政府により観光客誘致政策が積極的に進められているが、観光客や観光施設の増加に電力供給が追いつかず、開発における最大のネックになっている。