ホーチミン市保健局は、近頃市内で美容整形手術を受けた女性が死亡する事件が続発していることを受け、16日、市内にある美容整形クリニックの立入り調査を行った。
調査の結果、開業許可証を持つ美容整形クリニックのうち50%が、事実と異なる内容を広告に掲載していたことが発覚した。同局のグエン・スアン・カム副局長によると、広告には、「アメリカ名誉徽章を受賞、21世紀国際著名人辞典に載っています!」など、ちょっと調べればすぐにバレてしまう、大胆なウソ広告もあったという。
同局では、虚偽の広告を行ったり、医師の技術レベルを超えた手術を実施したりしているクリニックに対しては、許可証を取り消し、政府監査機構に調査を依頼する予定だ。また、これ以上死亡事件が相次ぐようならば、個人営業の美容整形クリニックには開業許可書を与えないよう規定を変えることも視野に入れている。