北中部ハティン省の監査部門は、2002年の洪水時に同省内のフオンソン郡で4億3000万ドン(約310万円)強の支援金が不正に流用されていたことを発見した。これには、支援物資である米10トンを住民に配給せず転売していた事例などが含まれている。また、これまでに同郡内の7つの村で、支援金が一銭たりとも住民のためには使われていなかったことが分かっている。
この問題については、同郡元人民委員会主席・元財政計画部長・元プロジェクト管理委員会副委員長など当時のフオンソン郡幹部の多くが今後、責任を追及されることになる。ハティン省人民委員会はフオンソン郡に対し、12月15日までに国に支援金の返還を行うよう求めた。