クレジットカード偽造の若者10人を送検

2006/12/07 07:07 JST配信

 公安省調査部は2日、ベトコムバンクのATMから現金を不正に引き出すためクレジットカードを偽造していたグループに関する調査を終え、リーダー格のハノイ市在住グエン・アイン・トゥアン(20歳)容疑者らグループのメンバー10人を送検した。

 警察は2005年12月20日、トゥアン容疑者を緊急逮捕し、自宅から25枚の偽造クレジットカード、ノートパソコン、データファイル、ATMの使用明細などを押収した。この事件を重く見たハノイ市警察は、公安省に調査を要請、その後現役の大学生を含む共犯9人を逮捕した。

 トゥアン被告らは2004年中ばごろから、IT(情報技術)に関する知識を悪用し、ネット上のショッピングサイトのメールアドレスから顧客に個人情報の開示を求めるメールを送り付け、得られた情報を新しいカードにインプットしてカードを偽造していた。彼らの標的になったのはビザ、マスター、アメックスの3種類のカード。逮捕されるまでにグループは総額約20億ドン(約1500万円)を不正に手にしていた。最近、ベトナムではITの知識を悪用した若者によるこのような犯罪が増えて社会問題になっている。

[2006年12月4日 Tien Phong紙 電子版]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ハノイ市人民裁判所は17日、クレジットカードを偽造して現金や商品など総額10億VND(約565万円)以上を騙...

新着ニュース一覧

 ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)と子会社のPVパワー[POW](PV
 ハノイ市で大気汚染が深刻化している中、多くの家庭が健康を守るため空気清浄機を買い求める動きが強ま...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ハノイ市トゥオンティン村人民委員会は現在、地場系コングロマリットのビング
 東南部地方ドンナイ省ディンクアン村のスオイコー地区に面するチアン湖では、カンボジアから帰国した越...
 国際交流基金ベトナム日本文化交流センターは、ハノイ市、北部紅河デルタ地方ハイフォン市、ホーチミン...
 ハノイ市交通管制センターは13日に運用が開始され、人工知能(AI)を搭載した監視カメラシステムによる交...
 国際協力銀行(JBIC、東京都千代田区)が発表した日本の製造業企業の海外事業展開の動向に関するアンケー...
 ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、日本法人のFPTジ
 金属加工や化成品、建設などの事業を手掛ける日創グループ株式会社(福岡県福岡市)は、ベトナムで建築建...
 家庭内暴力の防止や社会秩序の維持に関する行政罰を定めた政令第282号/2025/ND-CP(12月15日施行)では、...
 日本全国に「イオンシネマ」98劇場を運営するイオンエンターテイメント株式会社(東京都港区)は7日、ベ...
 アジア開発銀行(ADB)は10日、最新の「アジア経済見通し」を公表し、ベトナムの経済成長率予想を上方修...
 ホーチミン市トゥードゥック街区で11日、マツダの東南アジア初となる旗艦ショールームがオープンした。...
 国会は10日、環境保護に関する政策・法律の実施効果を高めるための決議を採択し、この中でハノイ市とホ...
トップページに戻る