ある研究によると、オーストラリアの大学を卒業し労働ビザを取得したアジア人留学生の34%は、オーストラリアで働くのに十分な英語力を身につけていないという。国別に見ると、韓国人留学生が55%と最も多く、次いでタイ50.9%、中国43.2%、日本36.8%、ベトナムは32.9%となっている。
この研究を行ったモナシュ大学のバレル博士は、アジア各国からの留学生1万2000人を対象に英語力を調査した。アジア人留学生を対象としたのは、大学卒業後オーストラリアでビザ申請をする可能性が最も高いグループだからだとしている。
オーストラリア政府は、大学の留学生が納める学費で毎年およそ20億米ドル(約2400億円)の収入を得ている。