ホーチミン市警察と同市タンビン区警察は9日午前10時ごろ、同区内アウコー通りの家屋で行われていた韓国人男性を対象とするベトナム人花嫁118人の違法な集団見合いを摘発し、この家屋の所有者であるケイン(36歳)という男と仲介業者のジウ(44歳)とトゥイ(37歳)という夫婦を逮捕した。
調べによると、外国人男性は一人50万ドン(約3700円)を払ってこの「集団見合い」に参加していた。男性らは近くに止めたマイクロバスから一人ずつ家に入り、女性を選ぶ仕組みをとっていた。
これら3人の容疑者はいずれも、ベトナム人女性と外国人男性の違法な集団見合いのあっせんに関する前科があった。中でもトゥイ容疑者はブローカーとして4~5年の経験があり、今回の118人のうち8人はトゥイ容疑者が自らスカウトして、自分のアパートで花嫁修業をさせていた女性たちだった。これらの女性の誰かが外国人男性のおめがねにかなった際には、トゥイ容疑者の懐に1人当たり300万ドン(約2万2000円)が入ることになっていた。
警察は、トゥイ容疑者らの行為は外国人男性との結婚で人生を変えたいと望んでいる貧しい女性の弱みに付け込むもので、到底認められないとしている。