5月23日午後8時ごろ、北部ハイズオン省ハイズオン市の共産党員ホアン・バン・タウさん宅に何者かがエンジンオイルとマムトム(注:強烈な臭いのするエビの塩辛)の入ったビニール袋を投げ込むという事件が起きた。犯人は、犯行後直ちにナンバープレートを隠したバイクで逃走したが、目撃者によるとしま模様のシャツを着てマスクで顔を覆っていたという。
付近の住人らは、タウさん一家は極めて温厚で近所付き合いも良く、人といさかいを起こしたこともないと話している。しかしタウさん自身は、2006年初めからハイズオン市の道路工事に関わる汚職や学歴の改ざんなどの問題で一部の市幹部の告発を行なってきたため、逆恨みを買って今回の嫌がらせを受けたのではないかと考えているという。