メコンデルタ地方アンザン省アンフー郡フオックフン村の40人近い住民が、今月5~10日の間に首が後ろに反り返り、舌が出たままになるという症状を伴った原因不明の奇病を発症して入院した。患者を受け入れたアンフー郡総合病院によると、患者の年齢は生後6カ月から47歳と幅広い。同病院で治療をうけた入院患者らは回復して10日午前に退院した。
同省保健局のトゥー・クオック・トゥアン医師は11日、この病気は日本脳炎や中毒や神経症ではなく、同省内で初めて見られる病気だと話した。現在、ホーチミン市のパスツール研究所で原因を究明中で、数日以内に結果が分かるという。
病気の発生した近隣地域では、原因について根拠のないうわさ話がとびかい、100人以上の生徒が学校を休む事態になっている。