保健省は9月28日、H5N1型鳥インフルエンザ予防ワクチンの第1期臨床試験結果を承認した。この試験は今年4月から7月にかけて軍医学校の学生30人を対象にして実施された。同ワクチンを2回接種したところ、その安全性と抗体ができていることが確認され、毒性の強いH5N1型ウイルスに対する効果が証明された。
第2期臨床試験では、規模を拡大し一般人約300人に任意で参加してもらう予定だ。対象者の年齢層も第1期より幅を広げる。この第2期試験は、ワクチンの安全性と効果についての確度を高めることを目的としている。