公安省警察総局はホーチミン市で21日、上半期(1~6月)に南部各省で発生した犯罪状況について記者発表した。
警察総局のカオ・ミン・ニャン副局長によると、前年同期と比べ刑事事件の件数は減少しているが、犯罪の凶悪化や巧妙化が進んでいるという。特にカンボジアと国境を接するタイニン省、キエンザン省、アンザン省などで発生したカンボジア人による強盗事件をはじめ、外国人による犯罪が増加傾向にある。ホーチミン市、ビントゥアン省、ビンフオック省、キエンザン省などでは、外国人(アフリカの一部、イラン、トルコなど)の犯罪グループが客を装って金(きん)販売店や銀行を訪れ、すきを見て金品を強奪するという事件も起きている。
警察総局と各地方警察はこの間、ナイジェリア人の麻薬密売グループ、インドネシア人の窃盗団、カンボジア人の金販売店短銃強盗団を逮捕している。