品質粗悪な肥料が流通、農業生産に被害

2009/07/30 06:35 JST配信

 農業農村開発省栽培局が24日に開催した「肥料分野の行政処分に関する政令草案」の意見聴取セミナーで、多くの出席者が「偽造された肥料や品質の粗悪な肥料の流通が後を絶たず、ベトナムの農業全体に深刻な被害をもたらしている」と訴えた。

 全国の9つの省の報告によると、検査を行った270種類の肥料製品のうち110種類がパッケージに記載された成分表示の含有量を満たしていなかった。中には、リン酸含有率16%以上と記載しておきながら、実際には0.05%しか含有していないものもあった。

 栽培局のファン・フイ・トン局長は、肥料の生産・販売に関する法規がまだ整備されておらず、他の分野と共通の規定が適用されているため、粗悪品取り締まりの対応が各機関によって異なっていると指摘。「現行の規定では違反に対する処分が甘いため、罰金を納付したうえで粗悪品を市場に流通させ続ける企業が多い。さらに、品質検査の結果が出るまで製品を差し押さえできるとする規定がないため、粗悪品と確認が取れたときには売られてしまっている」と語った。一方メコンデルタ地方カマウ省農業農村開発局の代表は、含有成分が成分表示より80~90%も足りない肥料は「粗悪品」ではなく、「偽造品」として刑事責任を追及すべきだと主張した。

 「肥料分野の行政処分に関する政令草案」には、粗悪品の生産・販売行為に対して50万~1億ドン(約2700~53万円)の罰金、営業認可の取り消し、社名の公表などが盛り込まれている。また偽造品の場合は、売上額に応じた罰金を科すとされている。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 ベトナム模倣品防止・商標保護協会(VATAP)は5月29日、模倣品などの流通が増加している現状をに対応し...

新着ニュース一覧

 ベトナム国内の石油元売り各社は、エネルギー安全保障の強化と化石燃料の輸入依存からの脱却を目指し、...
 ベトナム政府は19日、決議第36号/NQ-CPの一部を改正・補足する決議第55号/NQ-CPを公布した。同決議は同...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 観光不動産開発を中核とする地場系コングロマリット(複合企業)サングループ(Sun Group)と、シンガポー...
 ハノイ市郊外のダイスエン村(旧フースエン郡)ダーチャット村落の人々は、ベトナム語の標準語とは別に、...
 保健省医薬品管理局は17日付けで、台湾製の手足口病ワクチン「エンバックジェン(Envacgen)」の使用を承...
 ベラルーシ国営のベラヴィア航空(Belavia Belarusian Airlines)は20日、ベラルーシの首都ミンスクとカ...
 英国航空サービスリサーチ会社のスカイトラックス(Skytrax)が発表した「世界の空港トップ100(The World...
 ホーチミン市警察刑事警察部は、タンソンニャット国際空港の空港警察と連携し、市内のホテルで殺人を犯...
 独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC、東京都港区)は、ベトナム石炭鉱産グループ(Vietnam...
 23日のベトナム株式市場はほぼ全面安の展開となり、VNインデックスは3日連続で大幅に下落した。VNイン...
 国家選挙評議会は21日、3月15日に実施された第16期(2026~2031年任期)の国会議員および各レベル人民評...
 ファム・ミン・チン首相は19日、エネルギー使用の効率化、エネルギー転換の促進、および電動車両などの...
 ホーチミン市のドゥックバー(聖母マリア)教会で19日、新しい2本の十字架が教会の2つの鐘塔の上に設置さ...
 ベトナム共産党のトー・ラム書記長は17日、新時代における首都ハノイの建設・発展に関する政治局決議第...
トップページに戻る