保健省と世界保健機関(WHO)はこのほど、アルコール飲料摂取による悪影響軽減をテーマとするセミナーを開催した。
グエン・ティ・スエン保健次官は「アルコール飲料の過剰摂取は、人々の健康と社会秩序に悪影響を及ぼしている。人の死亡原因の中で5番目に位置しているほか、貧困・交通事故・暴力・犯罪・自殺などを引き起こす原因にもなっている。アルコール飲料の生産と過剰摂取が引き起こす問題への対処の総コストは、多くの国で国内総生産(GDP)の2~8%に達しており、特に発展途上国にとっては経済の重荷になっている」と述べた。
政府はすでに「アルコール飲料過剰摂取による悪影響防止法」草案の作成を保健省に指示しており、保健省は各関連機関と協議を進めている。関連する法規文書の一環として、同省は「アルコール飲料過剰摂取による悪影響防止に関する国家政策」を策定して来年グエン・タン・ズン首相に提出する予定になっている。同省はすでに同政策編さん委員会を設置している。