1月31日午後10時15分ごろ、ホーチミン市1区ハムギ通り3番地と5番地の2軒の民家が陥没した地面に落ち込んで倒壊する事故が起きた。付近の8軒の家屋も被害を受けた。これらの家屋の住人約100人は無事避難しており、けが人はなかった。陥没した地面の面積や深さなど詳しいことはまだ分かっていない。
事故現場付近では、2008年から地上40階地下5階建ての高層ビル「サイゴンM&C」の建設が進められており、この工事が始まってからハムギ通りの3~21番地の10軒の家屋では壁に亀裂が入るなどの現象が起きていた。特に1週間ほど前からは状況が悪化しており、住民側と施工業者との間で移住の交渉が行われているところだった。