建設省はこのほど、3月10日にハノイ市タインスアン区レバンルオン通りにある18階建て集合住宅JSC34で発生した火災はグラスファイバーコンポジット製のダストシュートが燃えたため、との結論を発表した。このダストシュートはマイドン・グラスファイバープラスチック株式会社が生産・販売している製品。
国が定めた防災基準によると、高層ビルのダストシュートは不燃性の資材を使用しなければならないとされている。しかしマイドン社はこの資材の耐火性能や有毒ガス発生の可能性について検査していなかった。
建設省は各地方の建設局に対し、各高層ビルの防火対策、特にダストシュートの資材が適切かどうかを点検し、4月末までに報告するよう指示した。またマイドン社には、問題のダストシュートの販売を一時停止し、耐火性能を検査して報告するよう求めた。