公安省テロ対策局は4月27日、南部解放記念日の4月30日にホーチミン市で爆弾テロを計画していたとしてファム・ティ・フオン容疑者(65歳・女)を逮捕したと発表した。
フオン容疑者は2002年に詐欺・窃盗と公文書偽造の容疑で起訴されたが逃亡、警察の指名手配を受けた。その後同容疑者はタイに渡り、そこで米国を拠点とする反政府組織「自由ベトナム政府」の幹部メンバーであるグエン・コン・バンと接触、組織のメンバーになれば第三国で家族とともに生活できるようにしてやるとの誘いにのり、爆発物や武器の取り扱い方や連絡方法について訓練を受けた。
フオン容疑者は、4月30日にホーチミン市で故ホー・チ・ミン主席の銅像、駅、病院、学校などを標的にした爆弾テロ計画を実行するよう命令を受け、陸路でベトナムに密入国したが、4月20日にホーチミン市内で逮捕された。