労働傷病兵社会省によると、9月30日時点でベトナムでの外国人労働者数は5万6929人に上る。29日付VNエコノミーが報じた。
地方政府及び工業団地・輸出加工区管理委員会の報告書によると、ベトナムにおける外国人労働者は主に大卒者や、専門知識・技能を有する者である。具体的には外国人労働者のうち大卒者が48.3%、専門資格保有者が34.6%、伝統手工芸等の職人が17.1%となっている。
労働傷病兵社会省雇用局のグエン・ティ・ハイ・バン副局長は、高学歴の外国人労働者がベトナムで働くことは、ベトナム労働市場における人材の厚みの確保に大きく寄与していると評価している。また、ベトナム人労働者は職場で外国人労働者から知識・経験を会得できるほか、外国人労働者の仕事に対する姿勢を学ぶことができるとしている。
その一方で、バン副局長は労働許可書を始めとする外国人労働者に対する管理強化の必要性も指摘している。