ベトナム造船産業グループ(ビナシン)傘下のリソハカ株式会社は31日、知的財産権を巡る問題でベトナム登録検査局に品質証明書を撤回されたことを受け販売を一時中止していた、同社生産のスクーター「ダイヤモンドブルー」の販売を再開した。販売が再開されたスクーターのエンジンには依然としてホンダのロゴが記載されたままだ。1日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
リソハカ社のブー・マイン・ハー社長によると、在ベトナム中国大使館は11月29日、ビナシンが深圳航天微电机有限公司(Shenzhen Aerospace Micromotor Co., Ltd.=ASMMC)から購入しスクーターに搭載したエンジンAF14Eは、広東省と海南省の輸出入検疫局で新大洲本田摩托(Sundiro Honda Motorcycle=SHM)が製造したものだと確認された正真正銘のホンダのエンジンだとした文書を発行した。
ベトナム登録検査局が、在ベトナム中国大使館の文書を受け、スクーターに対し品質証明書を再発行したことで、ビナシンは「ダイヤモンドブルー」の販売を再開することとなった。