文化スポーツ観光省美術写真・展覧会局のビー・キエン・タイン局長は20日、VNエクスプレスのインタビューに応じ、国花選定の状況について説明した。21日付VNエクスプレスが報じた。
――文化スポーツ観光省は国花の選定基準に何を挙げていますか。
ベトナムがその花の発祥地または国内の多くの地域に長年植生していること、民族文化・精神を体現していること、美しくよい香りのすること、文学・建築などの芸術作品に多く使用されていることなど、6つの基準がある。これまでの意見聴取セミナーでは蓮の花を推す意見が多い。インターネット上の投票でも約40%がハスを選んでおり最も多い。
――蓮の花はすでにいくつかの国の国花に選定されています。重なってもかまわないのですか。また、南部の人にはあまり好まれていないという意見もあります。
重なっても問題ない。インドとスリランカが白い蓮の花を国花に選定している。ベトナムはピンクの蓮の花を選定してはどうか。南部の人が選ぶと梅の花の方が多いということは承知している。しかし全体の比率ではそれほど多くない。梅や桃は春しか咲かないという難点がある。個人的意見だが、ドンタップムオイ(メコンデルタ地方ドンタップ省)の蓮の花は、北部以上に美しいと思う。
――国花を選定する際、難しいことは何ですか。
多くの人がさまざまな意見を寄せており、それぞれに一理ある。人々の感情や魂に影響を及ぼす問題だから、簡単に皆さんの同意は得られないだろう。しかし、我々は最善の案を選んで首相に提出し、首相が国の象徴としての国花を決定する。