ホーチミン市カンゾー郡人民委員会は24日、台湾系うま味調味料製造業ベダン・ベトナム社(東南部ドンナイ省ロンタイン郡)が垂れ流していた未処理排水で被害を受けた同郡の世帯への第1次賠償金220億ドン(約8800万円)の支払いを開始し、今後1週間で支払いが完了する見通し。25日付ザンチーが報じた。
同郡人民委員会によると、同郡の水産養殖業と水産物漁獲業向けの賠償総額はそれぞれ170億ドン(約6800万円)、258億ドン(約1億400万円)で、第2次賠償金支払いは2月20日以降が予定されている。
これに先立ち、ベダン・ベトナム社は12日、第2次賠償金1090億ドン(約4億4000万円)の支払いを終え、第1次賠償額と合わせて2200億ドン(約9億円)相当の支払いを完了したと発表した。13日付トゥオイチェー紙(電子版)によると、各地に対する賠償額はドンナイ省が1200億ドン(約4億8000万円)、東南部バリア・ブンタウ省が536億ドン(約2億2000万円)、ホーチミン市が457億ドン(約1億8000万円)。