補修工事中のサイゴン橋で重量制限無視が横行

2011/08/19 11:31 JST配信

 ホーチミン市の2区とビンタイン区を結ぶサイゴン橋は現在補修工事中で、重量が25tを超える車両の通行は禁止されている。しかし実際は40フィートコンテナのトレーラーや大型トラックが行き交っているのが現状だ。18日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。

 東部方面の各省に向かう運転手は、25t超車両の通行禁止を知っていても、フーミー橋に迂回するルートより距離が短くて走りやすいサイゴン橋通過ルートを好む。補修工事の投資主であるホーチミン市第2都市交通管理部のブー・キエン・ティエット部長によると、現在橋の下部を補修しているため通常の通行を認めているが、25t超の車両が通ると大きく振動して補修の仕上がりに影響が出かねないという。

 一方交通警察は、外見だけでは重量をオーバーしているか判断できず、重量を量るためには計測装置のある港に頼むしか方法がない。また、サイゴン橋近辺は大型車両を路肩に停止させるには道幅が狭く、渋滞を引き起こす可能性が高いという問題がある。交通警察のある幹部は「取り締まりを徹底するためには、港で車両に荷積みする時に重量を計測すべきだ。しかしそれは交通警察の権限ではない」と話している。

[Tuoi tre online, 18/08/2011, 06:45 (GMT+7), O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市交通運輸局は15日、同市 2区とビンタイン区を結ぶサイゴン橋に関して、補修工事中の交通安...
 ホーチミン市交通運輸局はこのたび、同市 2区にあるサイゴン橋補修に向けた投資案を638億ドン(約2億460...

新着ニュース一覧

 海外市場調査や海外事業伴走支援などを手掛けるシンガポールのグローバルアングル(GLOBAL ANGLE)は、ハ...
 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
トップページに戻る