携帯電話通信サービス大手モビフォンは、今月15日から登録されていても料金が発生していない未使用の携帯電話番号を回収しており、多くの代理店に影響が出ている。22日付VNエクスプレスが報じた。
ハノイ市でSIMカードの販売代理店を営むフンさんは、良番電話番号の多くの在庫を抱えている。先日、販売したSIMカードの番号が使えなくなっていることに驚いて調べたところ、在庫の32の良番番号が全て回収されていたことが分かった。損害額は4000万ドン(約16万円)以上に上るという。
モビフォンは、数量に限りのある電話番号を有効に活用するため、ポストペイド(後払い)方式からプリペイド(先払い)式に変更した番号で実際には使われていない(料金が発生していない)ものについては回収すると規定しており、15日から開始すると事前に通達していた。ただし、これまではこうした通達が出されても実際回収することはなかった。
同社によると、フンさんの場合もこの規定に抵触したため回収したが、申し出があれば番号を復活できるという。今回の措置で回収された電話番号は3380件以上に上るという。