中部ダナン市人民委員会のグエン・ゴク・トゥアン副主席は15日、日本の国際協力機構(JICA)の代表団と会合を持ち、同市の交通改善プロジェクトなどについて話し合った。16日付ガフィンが報じた。
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会合に参加した元JICA長期専門家(派遣期間が1年以上の専門家のこと)の恒岡伸幸氏によると、JICA代表団がダナン市を訪問するのは今回が3回目。JICAとダナン市交通運輸局は19日にも都市交通分野の支援に関する協力覚書を締結する見通し。
同プロジェクトでは、◇交通管理計画の作成、◇同市交通運輸局のプロジェクト評価および管理能力の強化、◇将来的な交通改善プロジェクトの設定などを行っていく。
同市は現在、「2030年までのダナン市建設計画と2050年までのビジョン」を作成しており、年末にもグエン・タン・ズン首相に提出する予定。同市はこの中で、地下鉄建設をはじめとする公共交通システムの整備に注力する方針を明らかにしている。
この他、JICAは同市ティエンサ港(第2期)造成案件向け資金に日本の政府開発援助(ODA)を充てることを提案。同市はこれを受けて、計画投資省にODAの使用を提案する方針を明らかにした。