東南部ニントゥアン省内務局が同省の各部局や地方人民委員会など計9か所を1週間調査したところ、全ての場所で遅刻する職員を発見し、その数は合計224人に上った。このうち103人は30分以上遅刻し、中には1時間45分遅刻した者もいた。22日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
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トゥアンナム郡人民委員会は遅刻者の数が最も多く、郡所属事業体を含め職員79人が遅刻していた。次いでニンハイ郡人民委員会の35人、ファンラン・タップカム市人民委員会の30人、資源環境局の22人などとなっている。また、勤務時間中に私用などで外出し職場にいなかった職員は、文化スポーツ観光局で15人、ファンラン・タップカム市人民委員会で6人に上った。
内務局は内偵調査を進め、カメラで撮影して動かぬ証拠をつかんでから各職場を抜き打ち調査する方法を取った。同局は今後、嫌がらせや汚職などについても調査を行う方針。
同省人民委員会のグエン・ドゥック・タイン主席は22日、各部局・地方人民委員会に対し、違反者の処分について検討し結果を29日までに報告するよう指示すると共に、対策を講ずるよう求めた。
※最終更新:2012年12月28日14:43JST