イタリアから輸入された高級ブランド品「グッチ」や「ドルチェ&ガッバー ナ」の商品の輸入元を中国と偽って申告し脱税した疑いが持たれている事件で、ホーチミン市経済・職務犯罪調査隊(PC46)は3日、密輸の疑いで「グッチ・ミラノ」店員の35歳の男を逮捕した。4日付タインニエン紙(電子版)が報じた。
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逮捕されたのは同市1区在住のレ・ホン・ドゥック容疑者。警察の調べによると、同市1区ドンコイ通りにあるシェラトンホテルに入居するファッション店舗「グッチ・ミラノ」で輸送を担当していたドゥック容疑者は、3区レーバンシー通りにあるナムデー貿易サービス有限会社の名義を借りて、グッチとドルチェ&ガッバーナの衣服や履物、カバン、ベルト、メガネ、香水など大量の高級ブランド品をイタリアから輸入したが、輸入税を低く抑えるために中国製の安い商品として申告していた。
当局は昨年12月、ホーチミン市とハノイ市の「グッチ・ミラノ」の店舗を立ち入り検査し、商品を差し押さえると共に、密輸と脱税の疑いで捜査を進めていた。なお、当局は没収した商品を競売にかけ、収益を国庫に納付することにしているが、現在まで売却先がまだ見つかっていないという。