在米ベトナム人、収入と教育は在米アジア人で最低水準

2013/07/01 16:42 JST配信

 在米アジア人の中で米国経済に最も貢献しているのはインド人と日本人で、ベトナム人は在米アジア人の中で最も収入が低い。フランス通信社(AFP)が26日、米国のブラウン大学の研究結果として明らかにした。26日付タインニエン紙(電子版)が報じた。

(C)Thanh Nien, 在米ベトナム人の児童
(C)Thanh Nien, 在米ベトナム人の児童

 この研究結果によると、在米ベトナム人と他の在米アジア人との収入の差は両者の住む地域にも如実に表れており、多くの在米アジア人が高所得の白人系アメリカ人が集まる地域に居住しているのに対し、ベトナム人は米国の中流階級が住む地域に集中して暮らしている。また、低所得であるため、一般的に教育水準も低く、失業率も他のアジア人と比べ高くなっている。

 ただし、同大学で社会学を研究するジョン・ローガン教授は「ベトナム人はこのような状況にあっても、アフリカ系やヒスパニック系とは異なり、人種間で大きなトラブルを引き起こすことなく、円満に暮らしている」と述べた。

 なお、2010年時点で在米アジア人の中で最も平均年収が高いのは在米インド人の8万9600ドル(約878万円)だった。これは白人系アメリカ人の平均年収5万4000ドル(約529万円)を大きく上回っている。在米アジア人の平均年収では以下、フィリピン人、中国人、日本人と続いた。

[Hoang Uy, thanhnien, 26/06/2013 18:40, K]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 米国勢調査局が実施した米国における使用言語(英語除く)に関する調査によると、ベトナム語を使用する...
 在米ベトナム人の人口は、2000年から2010年までの10年間で38%増加して、154万8500人となった。在米ベ...
 在米ベトナム人の女子学生フイン・チー・ニュー・クインさんはこのほど、アメリカのトップ4大学の一つ...
 米国勢調査局の調査によると、2006年末時点でベトナム系アメリカ人の数は152万1353人に上ることが分か...

新着ニュース一覧

 米国のS&Pグローバル(S&P Global)が先般発表した2025年4月のベトナム・PMI(製造業購買担当者指数)は45....
 商工省と複数の省・市における太陽光発電事業を巡る違反事件で、ハノイ市人民裁判所は、ホアン・クオッ...
 国家主席府は4月29日、受刑者8055人と刑執行猶予中の1人の計8056人に対する国家主席の特赦の決定を発表...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) ロンドン:歌謡曲でムードたっぷり、街角...
 第15期(2021年~2026年任期)国会第9回会議が5月5日に開幕した。  今国会では、国家構造に関する201...
 ホーチミン市文化スポーツ局は、4月30日の南部解放記念日にサイゴン川沿いエリアで実施を計画していた...
 南部解放・南北統一50周年(1975年4月30日~2025年4月30日)事業の一環で行われた軍事パレードを見物する...
 衣料の製造・販売を行う韓国のレシピグループ(Recipe Group)はこのほど、同社が展開するファッションブ...
 ルオン・クオン国家主席は4月28日、北中部地方ハティン省でラオスのトーンルン・シースリット国家主席 ...
 インボイスに関する政令第123号/2020/ND-CPの一部を改正・補足する政令第70号/2025/ND-CP(6月1日施行)...
 カナダの金融・保険サービス比較会社 「ハローセーフ(HelloSafe)」はこのほど、世界各国における株式市...
 ハノイ市人民評議会は4月29日、バイオテクノロジー分野に特化した「ハノイバイオハイテクパーク」の建...
 日本の経済産業省とベトナム商工省は4月28日、エネルギートランジションに係る二国間協力プロジェクト...
 東南部地方ビンズオン省のビンズオン新都市ワールドトレードセンター(WTC EXPO)で5月7日(水)から9日(金...
 イタリアのサンペレグリノ(Sanpellegrino)とアクアパンナ(Acqua Panna)が冠スポンサーを務める「アジア...
トップページに戻る