海で遭難して行方不明になった男性、20年ぶりに家族と再会

2013/12/12 14:46 JST配信

 20年前にメコンデルタ地方キエンザン省フーコック島沖で漁獲中に遭難し、以来行方不明になっていた男性が最近になって生還し、地元で大きな話題となっている。

(C)  tienphong, 20年ぶりに故郷に戻ったティエウ・ベト・タオさん
(C) tienphong, 20年ぶりに故郷に戻ったティエウ・ベト・タオさん

 行方不明になっていたのは、ティエウ・ベト・タオさん(55歳)。カンボジア・ベトナム戦争時代は、兵士としてカンボジアに渡り、帰国後は地元の北中部クアンガイ省で漁業を営んでいた。北中部は毎年年末になると、海が荒れて操業できないため、そんなときは南部まで行って操業していたという。遭難したのも南部で操業していたときのことだ。

 タオさんは、1994年のある日、フーコック島沖で漁獲中に海に落ちて行方不明になった。何年経っても見つからなかったため、残された家族は、タオさんが遭難して死んだものと思い、仏壇に彼の写真を飾り、毎日線香を焚いて冥福を祈っていた。

 タオさんは漂流中のことや行方不明だった期間について、多くを語ろうとしないので詳細は不明だが、遭難後は運良く助かって、カンボジアまで辿り着くことができたという。戦争中に過ごした地を再訪し、郷愁の念を覚えたタオさんは、カンボジアで漁師として暮らし始める。いつか帰国できる日を信じて、妻子のためにお金を貯めていたが、漁業では大した稼ぎにもならず、町から町を点々とする生活を送った。

 3年前、タイ沖で不法漁獲をしていた際に警察に捕まったが、身分証明書を所持していなかったため、その後もずっと拘留されていた。今年11月になって、やっとベトナムに送還されることになり、実に20年ぶりに故郷に帰り、家族らと再会を果たした。この20年の間にすっかり大人になった4人の息子は、父の後を追って漁師になり、それぞれの家計を支えるまでに成長していた。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

新着ニュース一覧

 英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds=QS)が発表した最新の大学ランキング...
 大型蓄電池の製造・販売などを手掛ける株式会社パワーエックス(岡山県玉野市)はこのほど、ベトナム向け...
 地場ベトナムグリーンハウス(Vietnam Greenhouse)とデンマークのバイオテクノロジー企業であるノボネシ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 南部地方タイニン省チャンバン街区のチャンバン郵便局の門前に、40年近く前から営業している小さな新聞...
 ホーチミン市人民裁判所は18日、米国への人身売買を目的として養子縁組を装い、子どもを買い取っていた...
 米国ニューヨークの国連本部で開催された第36回国連海洋法条約(UNCLOS)締約国会合で18日、ベトナム外交...
 オーストラリアの経済平和研究所(IEP)が発表した「世界平和度指数(Global Peace Index=GPI)」2026年版...
 ホーチミン市で5月に数字選択式宝くじの特賞である830億VND(約5億1000万円)超を当てた男性が、今度は南...
 ホーチミン市の家禽卵市場で約20%のシェアを占める大手卵生産会社のビンタインダット・フード(Vinh Th...
 ホーチミン市人民裁判所は18日、臓器売買あっせんルートの裁判で、主犯格のブイ・ティエン・ルック被告...
 滑走路の延伸や関連設備の改修などのため、3月から一時閉鎖されている南中部地方ラムドン省のリエンク...
 LOGIQ株式会社(沖縄県那覇市)は、グローバル開発体制を強化するため、ハノイ市に子会社「LOGIQ R&Dベト...
 日本貿易振興機構(ジェトロ)ハノイ事務所は、日本企業における海外大学との連携ニーズの高まりを受け、...
 ハノイ市警察は19日、「リゾート会員権」の販売を装った大規模な詐欺事件について、推定被害総額が2兆7...
 ホーチミン市人民評議会は19日、2026年半ばの定例会議を開催し、交通や都市整備など多数の重点インフラ...
トップページに戻る