ベトナムのワクチン・生物製剤研究・製造センター(POLYVAC)はこのほど、同センターが生産したロタウイルス予防ワクチン「Rotavin-M1」の大人30人および生後6~12週の乳児1000人に対する臨床試験が終了し、良好な結果が得られたとことを明らかにした。ロタウイルスは、一般に乳児下痢症・嘔吐下痢症の原因としても知られており、特に小児は重篤な下痢を起こしやすい。
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このワクチンは、米国疾病管理予防センターより品質検査を受けており、国家ワクチン生物製剤検定機関より臨床試験の実施が許可された。今回臨床試験に成功した国産ワクチン「Rotavin-M1」は、ベルギーから輸入されるワクチン「ロタリックス(Rotarix)」と同等の品質を持ちながら価格が3分の1という低価格となっている。
なお、今回の臨床試験成功により、ベトナムはロタウイルスワクチンの自国生産に成功したアジアで2か国目、世界で4か国目の国となった。