西北部ディエンビエン省のディエンビエンフー空港は、滑走路周辺に雑草が生い茂っており、地元住民が飼っている家畜が敷地内を我が物顔で闊歩している。
(C) Tuoitre, ディエンビエンフー空港の滑走路 |
空港の周りには、柵も無く、浅い堀があるだけ。その堀にしても常に枯渇した状態のため、外部から自由に出入りすることが可能だ。そういうわけで、滑走路は家畜の糞だらけ。飼い主達も空港の敷地に入ってきて、昼寝したり、談笑したりしている。しかし、空港の責任者は彼らを咎めるでもなく放置している。
ある飼い主は地元メディアの取材に対し、「飛行機の離着陸時間はしっかり把握しているし、その時間はちゃんと家畜を外に移動させているから問題ないよ」と語った。なお、同空港は、フランス植民地時代に建設された歴史のある空港で、現在は1日4便が乗り入れている。