ホーチミン市人民委員会は18日に開催された国会青少年文化教育委員会の監査団との会合で、9月に始まる新学期から、市内の公立保育園・幼稚園で預かる乳幼児の対象年齢を試験的に生後6か月以上に引き下げることを明らかにした。
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現在、市内にある保育園・幼稚園の数は912か所に上るが、公立保育園・幼稚園は半分以下の419か所となっている。しかし、殆どの公立保育園・幼稚園では預かる乳幼児の対象年齢を生後13か月以上としており、生後6か月以上13か月未満の乳幼児を預かる私立保育園・幼稚園は18か所に留まっている。
今回、対象年齢引き下げの試験実施の対象となるのは、同市の◇7区、◇12区、◇トゥードゥック区、◇タンフー区、◇ビンタン区、◇ビンチャイン郡、◇クチ郡、◇ニャーベー郡の8つの区・郡にある公立保育園・幼稚園。対象年齢の引き下げに伴い、クラスごとにベビーシッター2人を配置するほか、乳幼児の健康管理に特化したベビーシッターも配置する。
同市人民委員会のフア・ゴック・トゥアン副主席によると、同市は毎年、予算の約1兆4000億VND(約69億円)を教育分野に費やしており、保育園・幼稚園不足に対する打開策として園設立のための融資優遇や、開園後の課税優遇措置などの施策を講じているという。