アルゼンチンのメンドーサで3日から10日にかけて開催された「第11回国際ジュニア科学オリンピック(IJSO)」で、ベトナム代表チームが金メダル2つ、銀メダル2つ、銅メダル1つを獲得し、過去最高成績を収めた。
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ベトナムからは6人の高校生が出場し、このうち5人がメダルを獲得した。金メダルを獲得したのは、マイ・ダン・クアン・アインさんとディン・アイン・ズンさんの2人。このほか、グエン・バン・タイン・ラムさんとグエンドゥック・クアンさんが銀メダル、グエン・ミン・チンさんが銅メダルを獲得した。メダルを獲得した5人はいずれもハノイ市アムステルダム高校の1年生。
今回の科学オリンピックには、世界41の国と地域から234人が出場した。金メダルを獲得したのは10か国・地域で、更に2つ以上の金メダルを獲得したのは5か国・地域のみ。ベトナムは出場国・地域全体でも5位以内という好成績を収めた。なお、ベトナムがIJSOに出場したのは今回が7回目。2013年にインドで開催されたIJSOで、ベトナムは初となる金メダル1つと銀メダル5つを獲得している。
IJSOは、16歳未満の学生を対象とした国際科学オリンピックで、物理や化学、生物学など科学の全分野に関する選択問題、記述問題、実験の試験を行い、実力を競い合うもの。2004年にインドネシアで初めて公式大会が開催された。