「Trung Nguyen」は何と読む?越企業の海外進出、読めないブランド名が障壁に

2014/12/30 14:05 JST配信

 ベトナム語はローマ字で記述されるため、一見して覚えやすいように思えるが、声調や複合母音、複合子音が多く、勉強しにくい言語の1つだ。こうしたベトナム語の特徴が、海外進出を狙う国内企業を大いに悩ませている。

(C) dantri
(C) dantri

 例として、「チュングエン(Trung Nguyen)」(大手コーヒーメーカー)、「トゥオンディン(Thuong Dinh)」(大手履物メーカー)、「ランドン(Rang Dong)」(大手魔法瓶・電球・蛍光灯メーカー)などが挙げられる。例えば日本人の場合、「Trung Nguyen」の「Trung」は「トルン」、または少し考えてから「チュン」と読めるかもしれないが、おそらく「Nguyen」はお手上げだろう。

 国内企業のブランド名の付け方についてハノイ通商大学のグエン・クオック・ティン教授は、「海外進出に当たり、ブランド名を現地の言語に合わせてローカライズすることもできる。例えば、国内の有名な履物ブランドであるビティス(Biti’s)は中国で『平仙』と呼ばれている」とコメントしている。

 一方、これに関して商工省のドー・タン・ハイ次官は、「あくまでも私見だが、ブランド名を付ける際、外国人でも覚えやすい国際的なものにすべきだ」と述べている。

[Phuong Dung, Dan Tri, 13:12 (GMT+7) 26/12/2014, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 地場大手コーヒーメーカーのチュングエングループ(Trung Nguyen Group)は23日、中国の上海に駐在員事務...
 歴史・文化・道徳・公序良俗の観点からも適切な会社名の命名を規定する文化スポーツ観光省の通達第10号...

新着ニュース一覧

 米マイクロソフト(Microsoft)が発表した調査報告書「ワークトレンド指数(Work Trend Index)」2025年版...
 在ベトナム米国大使館は18日、巡視船「CSB8022」をベトナム海上警察に引き渡したと発表した。越米間の...
 宅配を手掛ける地場ゴゾ・エクスプレス(Gozo Express)は18日、地場系コングロマリット(複合企業)
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は
 最先端の機械学習テクノロジーを活用してモバイル資産を識別・評価・最適化する米国のラウンズ(Rounds)...
 サイゴンハノイ保険[BHI](Sai Gon-Ha Noi Insurance Corporation)は、韓
 ホーチミン市7区のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, quan ...
 ベトナムは、ライチの生産量で中国に次ぐ世界2位となっている。  2025年の収穫量は約30万3000tで、...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 ハノイ市ノイバイ国際空港で、ベトナム人乗客による日本円の違法持ち出しが発覚した。税関当局が18日に...
 国内IT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はこのほど、東南部地
 国会は18日、エネルギー使用効率化法の一部を改正・補足する法律を可決した。同法は2026年1月1日に施行...
 持田製薬株式会社(東京都新宿区)とMeiji Seikaファルマ株式会社(東京都中央区)は、持田製薬が日本で販...
 ベトナム発のITソリューション企業であるカオピーズ(Kaopiz、ハノイ市)と、東南アジア市場における医療...
 米グーグル(Google)と財政省傘下のベトナム国家イノベーションセンター(NIC)は18日、ベトナム国内での...
トップページに戻る