12月4日開催｜【日本人が知らない】ベトナム市場の真実と日系企業の経営課題... (PR)

　ヘビ使いの大道芸で客を引き寄せ、家伝の歯痛薬を言葉巧みに売りつける。そんな5～6人の大道商人グループがホーチミン市に出現した。

（C）Nguoi lao dong,

　ビンタン区タンタオ市場でこのほど、ホアン・フィー・タインと名乗る男性が現れ、工業団地の仕事帰りの労働者たちを前にヘビ使いの芸を披露した。タイン氏は多くの見物客を前に、家伝の歯痛薬を10人に無料でプレゼントすると言った後、「希望者が大勢いるのでやはり1包み2万VND(約115円)で売る」と方向転換。

　10人ほどに売った後、今度はヘビから作った秘薬との触れ込みで「通常1包み50万VND(約2870円)のところ、本日は特別に10万VND(約575円)に負けとくよ」と言い、その後も次から次へと様々な薬を販売していた。これらの薬の包装紙には、住所や電話番号も記載されているが、実際には存在しない住所や、実在したとしてもまったく関係のない場合がほとんどだ。

　こうした大道商人グループは他にもいて、ビンタン区ポウユエン工業団地近くで活動しており、1日当たり100人近くが「秘薬」を購入している。